飲み会で信頼を獲得する

コミュニケーション

お酒を飲む場での所作には、その人の人柄や考え方がよく表れます。
私は、大きく分けて3つのタイプに分けられると思います。「全く気が利かない人」、「自然に気を回せる人」、そして「周囲を気にしながらもなかなか動けずにいる人」です。
自由な人は、いかなる飲み会においても一緒に飲む人のことを考えた振る舞いを自然に行えます。

自分の欲求に左右されるな

飲み会が始まった時、あなたは率先して場を仕切ることができるでしょうか。席順を決める、はじめの一杯を聞いて回る、飲み物が少なくなってきたところを見計らって声をかける、会話をしていない人を気にかけて話を振ってみる……終了までの時間を把握しながら、場をコントロールする動きです。
「上司と一緒に行く飲み会では気を使うけど、友達と飲むときには気を使わない」というのではまだまだ。本当に自由な人は、プライベートの飲みでも仕事の飲みでも、ほとんど変わらない動きをします。それはすなわち、飲み会に来てくれた人みんなに楽しんでもらう、利他的な動きです。

飲み会では、「飲む」「食べる」「話す(または聞く)」の3つを並行して行います。ここで、目先の「飲みたい」「食べたい」「話したい」といった欲求に支配されているときは、パフォーマンスが上がりません。
自分がお腹をすかせているということは、周りもお腹をすかせているということ。そんな時に取り分け用のチャーハンが来たら、周りの分をまずは取り分けてあげて下さい。たったの1分です。こうした場面において、たった1分だけ相手主体の動きをすることで、信頼を勝ち得ることができます。

楽しんでもらうことが自分の喜びに

ただ一方で、視野を広げて全体を見渡しているものの、それにとらわれてしまって場を楽しめていないということもままあります。「この飲み会では、自分が場を仕切らねばならない」という義務感のもとで振る舞おうとするとどうしてもぎこちなくなります。自分が楽しめていない場は、一緒に飲んでいる人も心から楽しむことができません。
うーん。難しい。そう思う必要はありません。
この場合も、義務感ではなく、一緒に飲んでいる人に楽しんでもらいたいという姿勢が大事です。相手を楽しませることが自分の喜びである――そのように感じられれば自ずと周りを見渡した動きができますし、また一緒に飲んでいる人からも感謝され、ともに場を楽しむことができます。
反対に、「自分が仕切らねば」「自分が頑張らねば」などと、自分に意識が向いてしまっている飲み会はやりにくさを感じさせてしまいます。何もしないよりは良いでしょうが、早くその段階から脱却し、自然に紳士的な行動がとれるようになりたいものです。

大皿の主導権を握れ

例えば、みんなが食べたい人気の料理が大皿に盛られていて、あと一口というところで放置されています。少し残っているのですが、遠慮して誰も最後の一口をとろうとしません。このようなとき、皆さんならどのように動くでしょうか。
「何もせずに放置して、誰かがとるのを待つ」というのは一番よくありません。大皿は狭いテーブルを占領してしまうため、あと少ししか残っていないのであれば下げたいところです。大皿を手に取り、「誰か食べますか。食べなければいただいても良いですか。」と声をかけ、小皿に移してしまいましょう。人数分ある場合はわかりやすいので、とっていない人に渡して下げてしまえば良いです。また会話が大いに盛り上がっている時なら、既にある程度お腹が満たされているとも考えられるので、あえて声をかけずにそっと自分の皿に移して下げるということもあります。
いずれにしても、大皿を下げること、その主導権を握ることです。誰もが「あの大皿は邪魔だな」と思いつつ、「自分が最後の一口をとってしまうのも気が引ける」と思っているところで、率先してみんなのストレスを解消する。そのような心遣いによって信頼は集まるのです。

こうした振る舞いがまだ身についていないうちは、飲みの場を楽しめず、むしろ窮屈に思えてしまうかもしれません。また、本当はサシでも飲みに行きたい人がいるが、こうした立ち居振る舞いに自信がなく、誘う勇気がでないという人もいるかもしれません。
怖いと感じるのは自信がないから。あとは場数を踏み、実践を重ねることで自信を身につけていきましょう。

yuma
yuma
SOOLファウンダー。異彩人材を次々に惹き付ける独特の声、才能を引き出す不思議な眼力を持ち、人間をこよなく愛する3児のパパ。子供達があこがれを抱くかっこいい大人で溢れる世界を作ることを目指して旅を続ける。同じ志とパワーを持つ伝道師の発掘と育成に命を注ぐ。

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