戦う大人は格好いい

チャレンジ家族

残念ながら、大人はチャレンジを避けたがる傾向にあります。「今だって食っていけている、無用なチャレンジなんてしなくて良い」「妻も子どももいるんだ、チャレンジしたくてもできない」……チャレンジをしない・できない声はいくつも聞こえてきます。
それでも私は、皆さんにチャレンジをして欲しいと思います。堅実に活きることも大事ですが、攻めるときはとことん攻める、そんな「戦う大人」は格好いいと感じます。

「チャレンジは自分勝手なものだ」という固定観念

チャレンジは既存の枠を越えます。従って、「自分勝手だ。周りに迷惑をかけてしまうものだ」というマイナスなイメージをもつ方もいると思います。大人がこのようにチャレンジに対して引け目を感じてしまうのは、日本の教育にも原因があるのでしょう。
日本の教育では、個性や才能を伸ばすことというよりも、授業についてこれない落ちこぼれを生まないことを重視しており、結果的に全ての教科で平均的な人材を育成するような制度になっています。枠を越えることをさせない教育を長年にわたって行ってきた影響で、「人と違うこと」に対して消極的、否定的になり、結果として、没個性を大量に生み出したのだといえるでしょう。しかし、本当にチャレンジはマイナスなものでしょうか。過去を振り返ってみても、人と違うことに体を張って挑戦してきた人物が、歴史を大きく塗り替えてきました。歴史上の偉人になる必要はなくても、それぞれができるチャレンジを思い切って行うこと、また他人のチャレンジを認めていくことが、より面白い社会を実現させていくことになるのではないでしょうか。

自分を変えたい……家族を残して一人旅に行ったビジネスマン

私の知り合いの実践した、傍から見たら小さいかもしれない、しかし当人にとっては大きなチャレンジをご紹介しましょう。
大企業に勤めていた彼は、それまでの自分の価値観を打ち破るため、年末年始、一人でサンフランシスコを旅したいと考えていました。
結婚して子どももいながら、年末年始を一人で過ごすというのは容易なことではありません。子どもの相手を奥さんに任せっきりになる、実家に帰省して孫の顔を見せることもできなくなる、お金もかかる……「家族みんなに迷惑をかけてしまう」という思いから、何度も断念しようかと悩んだそうです。

しかし、「一人旅をして、自分と向き合ってみたい。自分を何とかして変えたい。」という思いが、彼を突き動かしました。奥さんの理解も得られ、サンフランシスコへの一人旅を実現しました。
彼は西海岸の開放的な空気に接しながら、ゆっくりと一人で内省したことで、短い期間ではあったものの、視野が大きく広がり、自分の方向性に気がついたといいます。帰ると彼は、長年勤めていた大企業を辞め、ベンチャー企業への転職を決意していたのです。一人旅というチャレンジを経て、彼は人生における大きな一歩を踏み出したといえます。

彼は旅の直前まで、子どもを置いていくことへの後ろめたさを感じていました。年末年始でせっかく休みがとれるのに、子どもと遊んであげないなんて、ダメな父親なんじゃないか……奥さんの理解を得られた後でも、ずっと子どものことを気にしているようでした。
そんな彼に、彼の友人がこんな言葉を投げかけていました。
「子どもは父親の姿を見て育つものだ。チャレンジしている、格好いい父親の背中を見せてやればいいんだ。旅を我慢して、煮え切らない表情を見せている方が、子どもにとってはよっぽど不幸だ。自分勝手な思いで旅行に行ったんじゃない、人生の大きな決断をするために行ったんだ。そんな父親を、子どもはきっと誇らしく思ってくれるだろうさ。」
無難な道を選択する親に、子どもはあこがれを抱くことはないでしょう。果敢にチャレンジする姿にこそ、子どもは心突き動かされ、夢を抱くのです。

夢を追う大人に子どもは夢を抱きます。まずまずのところで妥協し、遠慮をする大人に子どもは魅力を感じません。
チャレンジをすることに引け目を感じる必要はないのです。いくつになっても、格好いい「戦う大人」でありたい、そんな風に思います。

yuma
yuma
SOOLファウンダー。異彩人材を次々に惹き付ける独特の声、才能を引き出す不思議な眼力を持ち、人間をこよなく愛する3児のパパ。子供達があこがれを抱くかっこいい大人で溢れる世界を作ることを目指して旅を続ける。同じ志とパワーを持つ伝道師の発掘と育成に命を注ぐ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ページトップへ戻る