ごあいさつ

これまでたくさんの方のキャリアに寄り添ってきましたが、典型的なケースを紹介します。
学生時代の就職活動で安心安定、そして夢を求めて大手でキャリアをスタートしたケースです。
20代、目の前の仕事に没頭し、力を付けていく一方、一つの会社で徐々に視野が狭くなっていることに不安を感じはじめます。
しかし一歩踏み出すことなく、環境を変えることなく歳を重ねていき、30歳前後から、結婚や子育て、マイホーム購入と、生活費の負担も増えていきます。もっと稼がなきゃと気をはく一方で、会社の業績は思わしくなく、給与も上がらない。会社に不満を持ちつつも、今の生活を下げたくないのでチャレンジはできない。
さらに40代に近づき、介護の問題が時間とお金を奪っていきます。気がつくと、挑戦から離れ、現状を守り続けることに思考が向き始めます。会社のルールや評価を気にしながら、仕事の不満やストレスを酒や愚痴に変えて生きていくスパイラルへ入っていくのです。

こうしたキャリア人生を歩んでいる人が多数存在していることに、危機感を持たざるを得ません。

さらに、昨今世界のマーケットは大きく変容し、答えのない時代に突入していることは、すでに言う迄もありません。安心安定を求めてキャリアを選択したにも関わらず、いまや大手企業だけでなく、国家という屋台骨すらも破綻しかねないという不安が押し寄せてきています。

お金・評価・周囲の期待・競争・ルール・・・自分を抑制するものに、人は夢を奪われていきます。
自分を抑制するものは、果たして夢の実現に本当に必要なんでしょうか?
自分らしさを押し殺さないと夢は実現しないのでしょうか?

子供の頃、みなさんはどんな「夢」を持っていましたか?
その「夢」は実現していますか?それとも「夢」のままですか?
夢を持っていたころの「自分らしさ」は今も変わらず持ち続けていますか?

私はかつて大手企業の安定を捨て、人材発掘と育成を軸に、自ら起業する選択をしました。
私の夢は、「子供達があこがれる大人をつくる」こと。そのために自分自身ができることは、「出会った人に活力や勇気を与えること」これが「自分らしさ」でした。
企業を飛び出し、人や企業を成功に導く黒子役として、たくさんの人とお会いし、採用コンサル、人材育成の仕事をしてきました。もちろん体力的に辛いことはありましたが、夢の実現のためですから、そこにやらされ感や他責はありません。とにかく夢中で取り組むことができました。組織から一歩踏み出してチャレンジした結果、こうした日々の取り組みそのものが自分らしさだと気付くようになりました。
また、こうした活動を通して人や組織が変わっていくことが、何にも勝る喜びになりました。一人でも多くの人と出会い、活力や勇気を与えていくことは、今後も変わらず私自身の喜びであると確信できるようになりました。

「夢を持って自分らしく生きる」その為には一歩踏み出す勇気、「チャレンジ」が必要なのです。

ここに答えを見出している人には迷いがありません。
そしてその目は深く澄みきっていて、いつも美しく輝いています。

自分がこの世に生を授かった使命(Mission)とは何なのか?世の中の為に、自分ができることは何なのか?
一旦自分を日常生活から離し、会社という枠を超えて自分と向き合ってみてください。
これまでの人生を振返った時、あなたはどんな答えを出しますか?

これからも世界中へ足を運び、たくさんの方々とお会いしていきます。私たちは、ひとりでも多くの方に「自分らしさとは何か?」に対する気付き、そしてチャレンジする勇気を持っていただき、組織との最高の組み合わせを追求することで、組織をArtにしつづけます。地球がArtになる日まで、私たちの挑戦は終わることはありません。

株式会社SOOL Founder 深澤 祐馬

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